記念講演会
『地中海人ピカソー神話的世界に遊ぶ』
大高保二郎氏(早稲田大学名誉教授)
ヨックモックミュージアム
@yokumoku_museum
2022.5.30(月)13時より
ベラスケス、ゴヤ、ピカソを中心としたスペイン美術史の第一人者 恩師・大高保二郎先生の記念講演会『地中海人ピカソ-神話的世界に遊ぶ』に大学時代の友人と共に出席した。
会場は、南青山にあるヨックモックミュージアム(通称YMM)。
500点以上のピカソのセラミック作品を収蔵するYMM。
本展覧会では、セラミック作品が主に約100点が並び、楽しく喜びをこめ奔放にエネルギッシュに陶芸にむかう晩年のピカソにであえる。
大高保二郎先生による貴重な講演会では
ピカソの新たなる一面を拝聴させて頂いた。
キュービスムの平面と立体の関係性こそが生涯のテーマであったピカソにとって、セラミックの新たな手法を得たことは晩年の驚異的な創作意欲の源につながっている。
作陶に没頭した晩年、南仏という土地が、粘土をこねるぽっちゃりしなやかなピカソの『手』から溢れるエネルギーと全心全意かけがいのない創作にかけるピカソの姿勢に特別な影響を与えた。
ピカソの気さくで偏見のない、全てを受け入れるその人柄は、地中海人そのものである。
38年前にプラドMで観た、ピカソ=『ゲルニカ』の印象が強かった私にとって、今回のピカソ陶作品の魅惑とルーツを探るご講演は、ピカソの生涯を知る上で貴重なお話ばかりであった。
そして、今回初めて知ったYMMのピカソサプライズは、ヨックモックならではのお菓子の油絵。
これもピカソ⁉️と驚いた。
所蔵番号O001
作者名パブロ・ピカソ
作品名『お菓子』
制作年1937年6/17
技法と素材 油絵 カンヴァス
寸法16.8×22
※残念ながら写真撮影は🆖是非YMMにご来館ください
反戦と平和のための記念碑『ゲルニカ』を描き終えてから約2週間。
素朴な作意ないお菓子の画面からはホッと一息つける安堵感が伝わってくる。
来年4月にピカソの書籍もご出版を控えてご多忙の毎日をお過ごしになられる恩師はますます元気溌剌。
若さの秘訣をお伺いしたら、
①毎朝6時25分からのテレビ体操を続けていること。
②なんにでも興味関心を持つこと。
と、お答えが返ってきた。
8月で喜寿を迎える大高保二郎先生には、深い学恩を感じ、卒業して36年、このように恩師の貴重な講義を受講できる機会に心から感謝申し上げます。
ピカソの妻オルガの貴重な身分証明書をスライドで拝見した。
ピカソの妻オルガがウクライナのニジンの出身であり、
今、ロシア侵攻を受けるウクライナの戦渦と世界状況は、ピカソ『ゲルニカ』に通ずるものがあるということを恩師は伝えたかったのかもしれない。
そして、皆が気がついた。
先生は、この日ウクライナカラーのファッションで身を包まれていた。
恩師・大高保二郎先生によるピカソ記念講演会に出席が叶い、
@ukiyoecafe 同窓生と共有できた時間は、私にとってこの日この上ない吉日となった。
YMMから外に出るとピカッと太陽が眩しい青空。
ピカソを思わせる夏日であった。
天にも感謝。
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