FRANÇOISE HARDY/『Dis-lui non』『Le Temps des souvenis』『L'Amitié』『Tu peux bien』
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もう何度も同じく事を書いていますが、60年代のフランスで音楽ソフトの主流だったのはシングル盤ではなくEP盤でした。
EP盤数枚を組み合わせてアルバムを作るのが一般的でした。
もちろんEP盤を何枚か出しただけで消えてしまう歌手は星の数ほどいましたから、アルバムを出せた歌手は幸運だったと言えましょう。
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フランソワーズ·アルディの65年11月にリリースされたアルバム『L'Amitié』(写真⑥⑦)を構成していたのは写真①②の4枚になります。
『Dis-lui non』(3月リリース、写真①左上、③)から1曲、『Le Temps des souvenirs』(6月リリース、写真①右上、④)から1曲、『L'Amitié』(10月リリース、写真①左下、⑤)から4曲、『Tu peux bien』(11月リリース、写真①右下)から4曲、更に2曲を加えての全12曲がアルバムには収録されていました。
いずれもジャン=マリー·ペリエの撮影によるジャケット写真が非常に魅力的です。
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またアルバムには収録されずに当時抜け落ちたEP盤収録曲が多いのに、今更ながら驚いてしまいます。
ましてやフランソワーズ·アルディは基本は自分で作詞·作曲をするシンガーソングライターでしたから、尚更にそれを感じさせます。
幸い今ではCD化に伴いボーナス·トラックとして収録されています。
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前々回にポストした全曲ドイツ語で歌ったEP盤『Chante en allemand』、全曲英語で歌ったEP盤『Chante en anglais』もこの年65年にリリースされています。
長期のコンサート·ツアーや公演、映画撮影、テレビ出演、雑誌のグラビア撮影やインタビュー、それらの合間をぬっての作詞·作曲とレコーディングですから当時のフランソワーズ·アルディの酷使のされ方も分かってもらえるかと思います。
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